音楽を聴けば集中力は上がるのか

ほう、を日常に。評論サークルSORAです。5月なのに真夏日になったり、急な雨に降られたり。みなさまはいかがお過ごしですか。

さて、このところtsubasa(サークル代表)は同人誌の原稿を進められずにいます。何か集中して原稿に打ち込める環境があれば──。自分の努力不足や根気不足を棚に上げて、他力本願(←誤用)な方法を探しています。

そんなとき「集中力を高める音楽を流すクラウドサービス」を見つけました。アメリカのベンチャーがやっている Focus@Will です。@Will, つまり at will は「自由に」「好きな時に自分の意思で」というほどの意味でしょう。

何かの作業や勉強中に、インストゥルメンタルの曲をかける人は少なくありません。でも、音楽を聴いただけで集中力を高めるなんて…。「1週間聴いただけで英語がペラペラ!」というようなうさんくささを感じます。でも、なかなか進まぬ原稿を前にして、無料体験を試すことにしました。

宣伝くさくなりますので、ウェブサイトへのリンクなどはしません。このウェブサイトは有料です(日本円で月350~700円くらい。1ヶ月は無料体験があります)。ログインするとシンプルなプレイヤー画面が表示されます。プレイヤーは「Intensity: Low / Medium / High」とか「Acoustic (アコースティック)/ Ambient (環境音楽)/ Cinematic(映画風) / Classics(クラシック)」など、集中力の強度や音楽のジャンルを選べます。再生したら、曲を聴きながら作業や勉強をします。嫌いな曲、集中を乱す曲はスキップすれば、二度と再生されません。音楽をひととおり再生したあと、自分で「どれだけ集中できたか」点を付けることができます。

tsubasaの場合は、何となくカンに障る曲が連続再生されてしまい、スキップをクリックしても次の曲がかかるまで間が空くなど、集中以前の問題がありました。そもそも「集中できた」「仕事に打ち込めた」というのは主観ですし、被暗示効果(プラシーボ効果)の影響も無視できません。Focus @ Will 自体が、曲演奏後の自己採点画面を持っているのも、効果や感じ方は人それぞれということを示唆します。

tsubasaの場合は、Cinematicチャンネルで趣味に合う曲を再生してしばらくすると、頭が冴える印象がありました。

ここで間違えたくないのは、頭が「良くなった」わけでも「やる気が出た」わけでも「集中力が向上したことを示す客観的な証拠」もないことです。何となくぼんやりとした頭が、濃いコーヒーを飲んだ15分後のように感じられた、それだけです。集中できたかどうかはわかりません

「音楽を聴くだけで集中力が上がる」というのはにわかには信じられません。ただ、頭が少々シャキッとしてくれるなら、いまのtsubasaにはありがたいと思えます。

憲法記念日は過ぎてしまいましたが――

ほう、を日常に。評論サークルSORAです。

新しい同人誌のネタを考えて、七転八倒しているうちに、5月の連休ももう終わりになりつつあります。例年憲法記念日には憲法の基本書を読んでいるのですが、今年はサボってしまいました。

自民党が出している憲法草案を読み、「ああ、この人たちは立憲主義を知らないのだな」という感想を抱きました。人間は必ず過ちを犯すもので、権力の座についた人間は必ず腐敗や権力濫用の誘惑にさらされます。まず自由を最前提にして、民主主義で物事を決める。国家権力が濫用されないように、憲法が権力に制約を課す。立憲主義という考え方を政治家はもっと身につけるべきだと感じています。